ジャーナル

SNS縦型動画広告の出演者探し|UGC風動画の出演者はどうやって見つける?

作成者: CAST+|Oct 29, 2026, 1:00:00 AM

💡 この記事でわかること

・UGCの基本と、UGC風動画広告が効果的と言われる理由

・俳優・モデル・UGCクリエイター・インフルエンサー・社員など、演者タイプ別の向き不向き

・演者の探し方5ルートの比較と、広告利用で失敗しないための契約・表示の注意点

※本記事の調査データは公開情報をもとに紹介しています。

「作り込んだ広告動画を出しても、すぐにスキップされてしまう」「UGC風の動画が効くと聞いたけれど、出演してくれる人のあてがない」

TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートで広告を配信する企業が増えるなか、こうした悩みを持つ担当者は少なくありません。いま縦型動画広告で主流になりつつあるのが、一般のユーザーが撮影したように見せる「UGC風動画」です。

UGC風動画は、見た目こそシンプルですが、成果を大きく左右するのは「誰が出ているか」です。ターゲットと同じような生活感を持ち、台本を自分の言葉のように話せる演者がいるかどうかで、同じ商品・同じ構成でも反応は大きく変わります。

この記事では、UGCの基本とUGC風動画が効果的と言われる理由を押さえたうえで、演者のタイプ別の特徴、選び方のポイント、費用の考え方、広告利用で注意すべき契約や表示、そして演者を効率よく探す方法までを解説します。

目次

1. そもそもUGCとは?

2. なぜUGC風動画が効果的と言われるのか?

3. UGC風動画の主な5つのフォーマット

4. UGC風動画の演者タイプ別比較

5. UGC風動画の演者を選ぶ6つのポイント

6. 費用の目安と予算の考え方

7. 広告利用で失敗しないための4つの注意点

8. UGC風動画の演者を探す5つのルート

9. CAST+でUGC風動画の演者を探す

10. まとめ

11. FAQ

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1. そもそもUGCとは?

UGC風動画の演者を考える前に、まずは「UGC」そのものを整理しておきましょう。UGC風動画は、本物のUGCが持つ強みを、企業が広告として再現したものだからです。

1-1. UGC(User Generated Content)の意味

UGCとは「User Generated Content」の略で、企業ではなく一般のユーザーが自発的に作って発信するコンテンツのことです。日本語では「ユーザー生成コンテンツ」と呼ばれます。代表的なものには、次のようなものがあります。

・Instagramの投稿やリール

・TikTokの商品レビュー動画

・X(旧Twitter)の感想投稿

・ECサイトや口コミサイトのレビュー

・YouTubeの商品紹介・開封動画

これに対して、企業や制作会社が作る広告動画やブランドの公式投稿は「PGC(Professional Generated Content)」と呼ばれ、UGCとは区別されます。

1-2. 企業がUGCに注目する背景

企業がUGCに注目するのは、商品を選ぶときに、企業の発信だけでなく「実際に使った人の声」を確かめる人が増えているからです。

企業の広告は、どうしても「良いことしか言わない」と受け止められがちです。一方、UGCは「実際に使った人の感想」として受け取られやすく、使用感や向いている人、気になる点まで具体的に伝わります。SNSで商品名を検索し、自分と同じような悩みを持つ人の投稿を見てから買うかどうかを決める、という行動も珍しくなくなりました。

検索エンジンで公式サイトを見るだけでなく、SNSで「使っている人の様子」を確かめてから買う。こうした行動が当たり前になったことで、UGCは認知を広げるだけでなく、購入を後押しする存在になっています。

1-3. 企業によるUGC活用の3パターン

企業がUGCをマーケティングに活かす方法は、大きく3つに分けられます。

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パターン 内容 特徴
① 投稿を許諾を得て使う 消費者が自発的に投稿したレビューや動画を、本人の許諾を得て広告やECサイトに使う 最もリアルだが、投稿が集まるまで時間がかかり、内容も選べない
② 投稿を生み出してもらう 商品提供(ギフティング)やハッシュタグキャンペーンで、投稿のきっかけを作る 量を増やしやすいが、表現や品質にばらつきが出る
③ UGC風動画を制作する UGCの見た目や雰囲気を再現した広告動画を、企業が企画・撮影する 訴求内容・本数・タイミングを企業がコントロールできる

この記事でテーマにするのは、③のUGC風動画です。

1-4. UGC・UGC風動画・通常の広告動画の違い

3つの違いを表にまとめました。

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項目 UGC UGC風動画 通常の広告動画
作り手 一般の消費者 企業(演者を起用して制作) 企業・制作会社
見た目 スマホで撮った自然な映像 スマホで撮ったような自然な映像 作り込まれた映像
内容のコントロール できない できる できる
量産・作り直し 難しい しやすい 費用と時間がかかる
権利処理 投稿者ごとに許諾が必要 演者との契約で決める 出演者との契約で決める
広告であることの表示 自発的な投稿なら不要 必要 必要

ポイント:UGC風動画は、見た目はUGCでも、実際は企業が作った「広告」です。そのため、演者との契約や広告であることの表示は、通常の広告と同じように考える必要があります。詳しくは「7. 広告利用で失敗しないための4つの注意点」で解説します。

2. なぜUGC風動画が効果的と言われるのか?

UGC風動画が効果的と言われるのは、本物のUGCが持つ「広告っぽくなさ」と「人の声としての信頼感」を、企業が狙った内容・タイミングで作れるからです。ここでは、その理由を5つに分けて解説します。

2-1. 広告っぽさが薄く、身構えられにくい

TikTokやリールのフィードでは、作り込まれた映像ほど「広告だ」と気づかれ、すぐに指で飛ばされてしまいます。一方、スマホで撮ったような映像で、人がカメラに向かって話しかけるUGC風動画は、一般の投稿と同じように見えるため、広告だと身構えられにくくなります。

2-2. 「自分と同じような人の声」として信頼されやすい

1-2で紹介したように、商品を選ぶときに「使った人の声」を確かめる人は少なくありません。UGC風動画は、企業が商品の良さを語るのではなく、「使っている人」が自分の言葉で感想を話す形をとります。見る人は、企業の宣伝というより、身近な人のおすすめに近い感覚で受け止めます。

2-3. 視聴者が「自分ごと」として見られる

「朝のメイクに時間がかかる」「子どもの食べこぼしで毎日洗濯が大変」といった具体的な悩みや生活の場面から始まる動画は、同じ悩みを持つ人の手を止めます。演者が悩みに共感し、商品で解決する様子を見せることで、視聴者は「自分が使ったらどうなるか」を想像しやすくなります。

2-4. 低コストで複数パターンを作り、テストを回せる

UGC風動画は、スタジオや大がかりな機材を使わずに撮影できるため、1本あたりの制作費を抑えられます。冒頭のひと言(フック)を変えたもの、演者を変えたもの、尺を変えたものなど、複数のパターンを用意して広告配信し、反応の良い素材を見つけていけるのも大きな利点です。

2-5. データで見る「広告っぽくない動画」の強さ

野村総合研究所が関東一都六県の生活者を対象に行った調査では、縦型動画広告はほかの動画広告と比べて、広告だと気づかれにくいという結果が出ています。一方で、スキップされやすく、記憶やコンバージョンの面でも特段優位ではないこともわかりました。そのうえで、CM素材の流用など一目で広告と分かる素材は避け、一般の投稿の合間に流れても自然に見てもらえる内容にすることが勧められています。(出典:野村総合研究所 Insight Signal「縦型動画広告の視聴形態」)

つまり、縦型動画広告は、ただ縦型にするだけでは成果につながりません。一般の投稿になじむ「自然な人の声」として見てもらえるかどうかが鍵であり、UGC風動画が選ばれているのはこのためです。なお、UGC風動画でCVR(コンバージョン率)が数倍になったという事例も広告支援会社などから多く発表されていますが、成果は商材や配信条件によって大きく変わるため、自社で検証しながら進めることが大切です。

2-6. ただし「作り物感」が出ると逆効果

UGC風動画は万能ではありません。台本を読んでいるのが透けて見えたり、ターゲットとかけ離れた雰囲気の人が出ていたりすると、すぐに「広告だ」と見抜かれ、かえって信頼を落とします。また、同じ素材を流し続けると見飽きられるのも早いため、定期的に新しい素材を足していく必要があります。

つまり、UGC風動画の成否を分けるのは「演者」です。自然に話せて、ターゲットに「自分と同じような人だ」と思わせられる演者を、継続的に確保できるかどうか。次の章からは、フォーマットごとに求められる演者像と、演者の選び方・探し方を見ていきます。

3. UGC風動画の主な5つのフォーマット

UGC風動画とひと口にいっても、構成によって演者に求められるスキルは変わります。演者を探し始める前に、どのフォーマットで作るかを決めておきましょう。

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フォーマット 内容 演者に求められるスキル
① レビュー・体験談型 カメラに向かって使用感や感想を話す 台本を自分の言葉のように話す力、表情の自然さ
② ビフォーアフター型 使用前後の変化を見せる 肌・髪・体型など見せる部分の条件、撮影日の調整
③ 開封・ファーストインプレッション型 届いた商品を開けて、第一印象を話す 素直なリアクション、手元の見せ方
④ 悩み→解決型(ショートドラマ寄り) 「あるある」の悩みを演じ、商品で解決する 演技力、短い尺で感情を伝える力
⑤ ルーティン・使用シーン型 1日の流れや生活の中で商品を使う様子を見せる 生活感、自宅などでの自撮り撮影への対応

① レビュー・体験談型

UGC風動画で最も多いのが、演者がカメラに向かって「使ってみてどうだったか」を話すフォーマットです。冒頭の数秒で悩みや驚きを語り、商品の特徴、使用感、おすすめしたい人へと話を進めます。

演者選びのポイント:原稿を読んでいる感じが出ると一気に広告っぽくなります。台本の内容を自分の言葉に置き換えて話せる人を選びましょう。

② ビフォーアフター型

スキンケアやヘアケア、掃除用品など、使う前と後の違いが見た目でわかる商品に向いています。

演者選びのポイント:肌や髪の状態など、見せる部分の条件が重要です。継続使用の変化を見せる場合は、撮影が複数日に分かれるため、スケジュールを押さえられるかも確認しましょう。なお、効果をうたう表現には法律上の制限がある商材もあるため、7章もあわせて確認してください。

③ 開封・ファーストインプレッション型

届いた商品の箱を開け、パッケージや中身を見たときの第一印象を話すフォーマットです。ギフト需要のある商品や、パッケージにこだわった商品と相性が良い形です。

演者選びのポイント:わざとらしくない素直なリアクションが大切です。手元が長く映るため、手元の印象も確認しておきましょう。

④ 悩み→解決型(ショートドラマ寄り)

「出かける直前に服のシワに気づく」など、ターゲットが共感しやすい悩みを短いドラマとして演じ、商品で解決する流れを見せるフォーマットです。複数の登場人物が出ることもあります。

演者選びのポイント:短い尺で状況や感情を伝える演技力が必要です。ショートドラマの企画の考え方は「ショートドラマ化して採用SNSをバズらせたい!予算とイメージにマッチした俳優のキャスティング方法とは?」でも紹介しています。

⑤ ルーティン・使用シーン型

朝の支度や家事、仕事の合間など、生活の流れの中で商品を使う様子を見せるフォーマットです。「どんな暮らしに合うのか」が伝わりやすくなります。

演者選びのポイント:ターゲットと近い生活感が出せるかが重要です。自宅で撮影してもらう場合は、部屋の雰囲気や撮影に使える空間があるかも確認しましょう。

4. UGC風動画の演者タイプ別比較

UGC風動画の演者は、大きく5つのタイプに分けられます。それぞれに向き不向きがあるため、作りたいフォーマットや配信の規模に合わせて選びましょう。

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項目 俳優 モデル UGCクリエイター インフルエンサー 社員・一般人
自然な話し方・演技 ◎ ○ ○ ○ △
台本への対応力 ◎ ○ ○ △ △
量産・撮り直し ◎ ◎ ○ △ △
費用感 中 中 低〜中 中〜高 低
権利処理のしやすさ ◎ ◎ △ ○ △
向いているフォーマット ①④⑤ ②③⑤ ①③⑤ ①③ ①⑤

※評価は一般的な傾向です。個人の経験や所属先によって異なります。

俳優

台本の内容を、あたかも自分の体験のように話せるのが俳優の強みです。「素人っぽさ」も演技として表現できるため、セリフのある悩み→解決型や、複数の人物が出るショートドラマ寄りの動画に向いています。

注意点:芸能事務所に所属している場合、広告への利用範囲や期間、競合商品への出演などを契約で決めておく必要があります。その分、権利関係は明確になります。

モデル

肌や髪、スタイルなど、ビジュアルで商品の良さを伝える動画に強いタイプです。ビフォーアフター型や、手元・使用シーンをきれいに見せたい動画に向いています。

注意点:洗練されすぎた印象だと、かえって「広告らしさ」が出ることがあります。ターゲットとの距離感を意識して選びましょう。

UGCクリエイター

自分で撮影・編集してUGC風の動画を作ることを仕事にしている人たちです。自撮りや自宅での撮影に慣れており、スピード感を持って本数をこなせるのが強みです。

注意点:個人で活動している人が多く、品質や対応、権利条件にばらつきがあります。広告への利用範囲や期間を、依頼ごとに書面で確認することが大切です。

インフルエンサー

フォロワーを持っているため、本人のアカウントで投稿してもらえば拡散も期待できます。

注意点:広告素材として使うだけなら、フォロワー数の分だけ費用が割高になりがちです。また、特定の色がついた人物だと、広告として回したときに「あの人のPR」という印象が強く出ることもあります。

社員・一般人

実際の社員や愛用者が出演すると、リアルさが出しやすいのが魅力です。

注意点:撮り直しや量産に対応しにくく、本業への負担も生じます。退職した社員の動画を使い続けられるか、といった権利面の課題もあります。広告として継続的に配信するなら、出演の同意や利用期間を書面で取り決めておきましょう。

広告で回すなら「素人っぽく見せられるプロ」が扱いやすい

本物の素人に頼むと、自然さは出ても、撮り直しや量産、権利処理でつまずきやすくなります。一方で、作り込みすぎると広告っぽさが出てしまいます。複数パターンを作って広告配信するUGC風動画では、「自然に、素人っぽく見せられるプロ」=俳優やモデルを起用するのが、品質・量産性・権利処理のバランスをとりやすい選択肢です。

5. UGC風動画の演者を選ぶ6つのポイント

演者のタイプを決めたら、次は候補者一人ひとりを見極めます。宣材写真の印象だけで選ぶと、撮影してから「思っていたのと違う」となりがちです。次の6つのポイントで確認しましょう。

ポイント1. ターゲットと「同じ世代・生活感」に見えるか

UGC風動画では、見る人に「自分と同じような人だ」と感じてもらうことが出発点です。年齢そのものより、「その年代に見えるか」「その暮らしをしていそうか」が大切です。

✅ チェックリスト

□ ターゲットの年代・性別・ライフスタイルを言葉にしたか

□ 宣材写真だけでなく、普段に近い服装・メイクの写真や動画を確認したか

ポイント2. 台本を自分の言葉のように話せるか

台本を「読んでいる」と感じさせた時点で、UGC風動画の良さは失われます。過去の出演動画や、オーディションでの話し方を確認しましょう。

✅ チェックリスト

□ 過去の出演動画や自己紹介動画で、話し方の自然さを確認したか

□ 台本の要点だけを渡し、アドリブで話してもらう方法も試したか

ポイント3. 自撮り・自宅撮影に対応できるか

UGC風動画は、スマホでの自撮りや、自宅での撮影が多くなります。撮影スタッフが現場に入るのか、演者自身に撮影してもらうのかによって、必要なスキルが変わります。

✅ チェックリスト

□ 撮影方法(スタッフ撮影/演者の自撮り)を決めたか

□ 自宅撮影の場合、撮影に使える空間や光の条件を確認したか

ポイント4. 1回の撮影で複数パターンに対応できるか

広告では、冒頭のひと言や尺を変えた複数のパターンを用意するのが一般的です。1回の撮影で何パターンまで撮れるかは、費用対効果に直結します。

✅ チェックリスト

□ 撮影したいパターン数(フック違い・尺違い・訴求違い)を決めたか

□ 拘束時間内に撮りきれる本数を、事前に演者側とすり合わせたか

ポイント5. 広告利用の範囲・期間・媒体に許諾が出るか

同じ動画でも、自社アカウントへの投稿と、広告としての配信では、出演料の考え方が変わることがあります。どこで・いつまで・どう使うかを最初に伝え、許諾が出るかを確認しましょう。

✅ チェックリスト

□ 利用する媒体(TikTok・Instagram・YouTube・自社サイト・ECモールなど)を整理したか

□ 利用期間と、延長する場合の条件を決めたか

□ 動画の切り抜き・再編集・AIでの加工をしてよいかを確認したか

ポイント6. 競合商品への出演状況(競合NG)は問題ないか

同じ演者が競合商品のUGC風動画にも出ていると、見る人に違和感を与え、信頼を損ないます。

✅ チェックリスト

□ 直近の出演実績に、競合商品が含まれていないかを確認したか

□ 契約期間中の競合出演を制限する場合、その範囲と期間を決めたか

📥 こうした課題をどう解決するかをフロー図と比較表で整理した資料をご用意しています。
社内共有や上申にもご活用ください。

「キャスティングにかかる時間・手間・コストを減らすための比較資料」

6. 費用の目安と予算の考え方

UGC風動画の演者にかかる費用は、「誰に頼むか」に加えて、「何本撮るか」「どこで・いつまで使うか」で大きく変わります。まずは費用が決まる要素を押さえておきましょう。

6-1. 演者の費用が決まる5つの要素

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要素 内容 費用への影響
演者の知名度・経験 無名か、出演実績が多いか、知名度があるか 知名度や実績があるほど高くなる
拘束時間・撮影本数 半日か1日か、何パターン撮るか 長く・多く撮るほど高くなるが、1本あたりは下がりやすい
利用媒体 自社アカウントへの投稿のみか、広告配信もするか 広告配信や媒体の追加で上乗せされることがある
利用期間 3か月、半年、1年など 期間が長いほど高くなる
撮影方法・付帯条件 スタジオ撮影か自撮りか、競合NGの範囲など 自撮りの場合は撮影の手間、競合NGは制限の重さで変わる

6-2. 演者タイプ別の費用感

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演者タイプ 費用感の目安 考え方
社員・一般人 謝礼程度 費用は抑えられるが、撮り直しや量産、退職後の扱いに課題
UGCクリエイター 1本あたり数千円〜数万円程度 撮影・編集込みかどうか、広告利用の可否で大きく変わる
俳優・モデル(事務所所属) 半日〜1日の撮影で数万円〜十数万円程度 1回の撮影で複数パターンを撮れば、1本あたりの費用を抑えられる
インフルエンサー フォロワー規模により数万円〜数十万円以上 本人アカウントでの投稿や拡散を含めるかで変わる

※上記はあくまで一般的な目安です。実際の金額は、演者の条件や利用範囲によって大きく異なります。

広告として配信する場合は、出演料とは別に、媒体や期間に応じた利用料が上乗せされることがあります。見積もりを比べるときは、出演料だけでなく「どの範囲で、いつまで使える金額なのか」をそろえて比較しましょう。

6-3. 予算を抑える3つのコツ

① 1回の撮影で複数の素材を作る

冒頭のひと言違い、尺違い、訴求違いなどを1日でまとめて撮れば、1本あたりの費用を大きく下げられます。撮影前に、撮りたいパターンをリストにしておきましょう。

② 利用期間を区切って、更新制にする

最初から長い期間で契約するのではなく、3か月などで区切り、成果の出た素材だけ延長する方法もあります。広告素材は数週間〜数か月で入れ替えることも多いため、無駄な費用を抑えられます。

③ 知名度より「ターゲットとの近さ」で選ぶ

UGC風動画では、知名度の高さはそれほど重要ではありません。無名でも、ターゲットに近い雰囲気で自然に話せる演者のほうが、成果につながりやすい場合があります。

タレントや俳優を起用する際の費用の考え方は、「企業イベントでタレントを起用するには?費用相場・手配の流れ・よくある失敗まで徹底解説」でも詳しく紹介しています。

7. 広告利用で失敗しないための4つの注意点

UGC風動画は「一般の人の投稿に見える広告」です。だからこそ、表示や表現、契約の扱いを誤ると、法律違反や炎上、配信停止につながるおそれがあります。よくある失敗と対策を見ていきましょう。

失敗1. 広告であることの表示が抜けていた

状況:演者本人のアカウントからUGC風動画を投稿してもらったが、「PR」などの表記がなく、一般の口コミのように見えてしまった。

対策:2023年10月1日から、広告であるにもかかわらず一般消費者が広告だと分からない表示(ステルスマーケティング)は、景品表示法で規制されています。企業がインフルエンサーなどの第三者に依頼・指示したものも広告に含まれ、SNS投稿やレビューだけでなく、テレビや新聞などの表示も対象です。規制を受けるのは、依頼を受けた第三者ではなく、広告主である事業者です。(出典:消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」)

2026年6月には、商品を無償提供して第三者にSNSへの投稿を依頼し、その投稿画像などを自社サイトやECモールの自社ページに転用して「SNSでも大人気!」などと表示していたサプリメント販売会社が、依頼した投稿であることを明示していなかったとして、消費者庁から措置命令を受けています。(出典:Web担当者Forum「消費者庁が高光製薬のサプリメント『ノビルン』と『ノビルンC』でステマ認定」)

広告枠として配信する場合は、各媒体の仕組みで「広告」と表示されます。注意が必要なのは、演者のアカウントからの投稿や、その投稿を広告に転用する場合です。どの経路で発信しても広告だと分かるよう、表記の方法を契約時に決めておきましょう。

失敗2. 使っていない人に「愛用しています」と言わせてしまった

状況:台本に「毎日使っています」「3か月で変わりました」といった体験談を入れたが、演者は実際には使っていなかった。

対策:UGC風動画は演出であっても、見る人は「本人の体験」として受け止めます。実際以上に効果があるように見せる表現は、景品表示法の優良誤認にあたるおそれがあります。化粧品や健康食品などは、薬機法などで使える表現も限られます。体験談の形をとる場合は、演者に事前に商品を使ってもらう、効果をうたう表現は社内の法務や専門家に確認するなど、表現のチェック体制を整えましょう。

失敗3. 二次利用や利用期間を契約に入れていなかった

状況:自社アカウント用に撮影した動画の反応が良かったため、広告配信やECサイトに使おうとしたところ、契約の範囲外で追加の費用と交渉が必要になった。

対策:最初の契約で、利用する媒体、期間、広告配信の有無、切り抜き・再編集・AIでの加工の可否まで決めておきます。「広告に使うかもしれない」段階でも、可能性があれば最初に伝えておくことで、あとからの追加交渉を減らせます。

失敗4. 演者側の事情で、配信を止めることになった

状況:成果の良かった素材を配信していたところ、演者が競合商品の広告に出ていることが分かり、配信を止めざるを得なかった。

対策:競合NGの範囲と期間を契約で決めておきます。あわせて、演者側に問題が起きた場合の配信停止の扱いや、代わりの素材を用意する体制も考えておきましょう。複数の演者で素材を作っておくと、1人の事情で配信全体が止まるリスクを減らせます。

ポイント:本記事は一般的な注意点を紹介するものです。具体的な表現や契約内容については、必要に応じて弁護士などの専門家に確認してください。

8. UGC風動画の演者を探す5つのルート

UGC風動画の演者を探す方法は、主に5つあります。スピード、候補の幅、費用、権利処理の明確さ、担当者の手間を比べて、自社に合うルートを選びましょう。

8-1. 5つのルートの比較

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ルート スピード 候補の幅 費用 権利処理の明確さ 担当者の手間
動画制作会社・広告代理店にまとめて依頼 ○ ○(依頼先次第) 高め ○ 少ない
キャスティング会社に依頼 ○ ◎ 中〜高 ◎ 少ない
UGCクリエイター向けのサービスを使う ◎ ○ 低〜中 △〜○ 中
SNSで個人に直接依頼(DMなど) △ △ 低〜中 △ 多い
マッチングプラットフォーム(CAST+)を使う ◎ ◎ 低〜中 ◎ 少ない〜中

動画制作会社・広告代理店:企画から撮影・配信までまとめて任せられるため、社内に担い手がいない場合に向いています。ただし、演者選びに自社のイメージを反映しにくく、費用も高くなりがちです。

キャスティング会社:条件に合う演者を探して提案してもらえます。候補の幅は広いものの、手数料が上乗せされるため、少額・短期の案件では割高になることがあります。

UGCクリエイター向けのサービス:自撮りに慣れたクリエイターに、手早く本数をそろえて依頼できます。品質や権利条件のばらつきに注意が必要です。

SNSで個人に直接依頼:費用を抑えられる可能性はありますが、候補探し、条件交渉、契約まですべて自社で行う必要があります。個人とのトラブルが起きたときの対応も負担になります。

マッチングプラットフォーム(CAST+):芸能事務所に所属する俳優・モデルを、自社で条件を指定して探せます。事務所を通した契約になるため、権利関係も明確です。詳しくは9章で紹介します。

8-2. 効率的に進める5ステップ

ステップ1. 動画のフォーマットとKPIを決める

3章のフォーマットから作りたい動画を選び、何を成果指標にするか(視聴率、クリック率、CVRなど)を決めます。

✅ チェックリスト

□ 作るフォーマットと本数を決めたか

□ 配信する媒体とKPIを決めたか

ステップ2. 演者像を言葉にする

年代、雰囲気、生活感、話し方、撮影方法(スタッフ撮影か自撮りか)を、誰が読んでも同じ人物像が浮かぶように書き出します。

✅ チェックリスト

□ ターゲットと演者像をセットで言葉にしたか

□ 「NGなイメージ」も書き出したか

ステップ3. 複数の候補を同時に集めて比べる

1人ずつ打診するより、条件を示して複数の候補を集め、並べて比べるほうが早く、イメージに近い人を選べます。量産して広告で回すなら、最初から複数名の起用を前提にするのもおすすめです。

✅ チェックリスト

□ 写真だけでなく、動画で話し方を確認したか

□ 複数名を起用する場合、組み合わせのバランスを考えたか

ステップ4. 利用範囲・期間・PR表記・競合NGを条件に明記する

7章で紹介した失敗を防ぐため、利用条件を募集や打診の段階で示しておきます。

✅ チェックリスト

□ 利用媒体・期間・広告配信の有無を伝えたか

□ PR表記の方法と、競合NGの範囲を伝えたか

ステップ5. 配信結果から「勝ち演者」を見極め、継続起用する

配信後は、演者ごとに視聴率やCVRを比べます。成果の良い演者が見つかれば、続編や別の訴求で継続して起用することで、安定して成果を出しやすくなります。

✅ チェックリスト

□ 演者別に成果を比べられるよう、素材を管理したか

□ 継続起用の可能性を、最初の契約時に伝えたか

9. CAST+でUGC風動画の演者を探す

CAST+(キャスタス)は、審査済みの芸能事務所とキャスティングを行う企業をつなぐ、エンタメ業界特化型のマッチングプラットフォームです。一般企業も審査を経て直接登録でき、登録・利用は無料です。

CAST+では、芸能事務所に所属する俳優・モデルを、年代や雰囲気などの条件で探せます。「素人っぽく、自然に話せるプロ」を探したいUGC風動画にとって、候補を比べながら選べる仕組みが役立ちます。契約は事務所を通して行うため、広告利用の範囲や期間などの権利関係も明確にしやすくなります。

UGC風動画での2つの使い方

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使い方 向いているケース UGC風動画での例
案件を掲載してエントリーを待つ 撮影内容と日程が決まっていて、幅広く候補を集めたい 複数名でレビュー動画をまとめて撮りたい
条件で検索してオファーする 年代や雰囲気など、求める人物像がはっきりしている ターゲットにぴったりの演者に、ビフォーアフター型を依頼したい

事務所とのやり取りは、CAST+内の専用チャットで一元管理できます。複数の演者を同時に募集しても、連絡が散らばりません。初めてで使い方が分からない場合も、運営事務局の無料サポートを受けられます。

そのまま使える!UGC風動画の案件掲載記入例

案件を掲載するときに入力する必須項目は、次の8つです。スキンケア商品のレビュー動画の演者を募集する場合の記入例を紹介します。

案件タイトル

SNS縦型広告用 スキンケア商品のUGC風レビュー動画(30代女性役)

募集する役柄・応募条件

30代前半に見え、仕事と家事を両立する等身大の雰囲気の方。台本の要点をもとに、自分の言葉で自然に話せる方を希望。15〜30秒の縦型動画を、冒頭違いなど計6パターン撮影します。事前に商品をお送りし、1週間ほど使っていただいたうえで撮影します。TikTok・Instagram・YouTubeでの広告配信、自社ECサイトに6か月間使用予定(PR表記あり)。契約期間中の同ジャンル競合商品への出演はご遠慮ください

募集人数

2名

性別

女性

日時

12月〇日(火)13:00〜17:00

集合場所

東京都内のハウススタジオ(撮影場所)

報酬(税抜記載)

〇万円(税抜・交通費別途)

選考方法

書類のみ(自己紹介動画の提出あり)

記入例のポイントは、広告利用の媒体・期間・PR表記の有無と、競合NGの範囲を「応募条件」に書いておくことです。最初に条件を示しておくことで、条件に合う演者だけがエントリーし、あとからの交渉の手間を減らせます。また、事前に商品を使ってもらう流れを書いておくと、体験にもとづいた自然なレビューを撮りやすくなります。

CAST+の使い方は、「一般企業でよくある9つのシーン別に、CAST+の使い方をご紹介」でも紹介しています。

\\CAST+(キャスタス)に登録して使ってみる//

10. まとめ

UGC風動画は、本物のUGCが持つ「広告っぽくなさ」と「人の声としての信頼感」を、企業が狙った内容で作れる縦型動画広告の手法です。最後に、この記事のポイントを振り返ります。

・UGCとは、一般のユーザーが自発的に発信するコンテンツ。商品を選ぶときに「使った人の声」を参考にする人が増えたことで、企業にとっての重要性が高まっています。

・UGC風動画が効果的と言われるのは、広告だと身構えられにくく、信頼されやすく、量産してテストを回せるから。一方で「作り物感」が出ると逆効果になるため、成否を分けるのは演者です。

・広告で回すなら「素人っぽく見せられるプロ」が扱いやすい。俳優やモデルは、自然さと量産性、権利処理のバランスをとりやすい選択肢です。

・演者選びでは、ターゲットとの近さ、話し方の自然さ、撮影方法、パターン数、利用範囲、競合NGを確認する。予算は「何本撮るか」「どこで・いつまで使うか」で大きく変わります。

・UGC風動画は広告。広告であることの表示、体験談の表現、二次利用や利用期間の契約を、最初に決めておくことが大切です。

CAST+なら、芸能事務所に所属する俳優・モデルを条件で探し、比べながら選べます。登録・利用は無料です。UGC風動画の演者探しに、ぜひご活用ください。

11. FAQ

Q1. UGC風動画に有名人を起用する意味はありますか?

A. 目的によります。UGC風動画は「自分と同じような人の声」として見てもらうことが強みのため、知名度はそれほど重要ではありません。有名人を起用すると、むしろ広告らしさが強く出ることもあります。認知を一気に広げたい場合は有名人、購入につなげる広告素材を量産したい場合は無名でも自然に話せる演者、と使い分けるのがおすすめです。

Q2. 社員が出演するのと、俳優に頼むのではどちらが良いですか?

A. 1〜2本を自社アカウントに投稿する程度なら、社員の出演でもリアルさを出せます。広告として複数パターンを作り、継続的に配信するなら、撮り直しや量産に対応でき、権利関係も明確な俳優やモデルのほうが扱いやすいでしょう。社員が本人役で一瞬登場し、主な語りは俳優が担う、という組み合わせも可能です。

Q3. 演者に自宅で撮影してもらうことはできますか?

A. 対応できる演者もいます。自宅で撮ると生活感が出しやすい一方、映像の品質や背景の映り込みにばらつきが出ます。撮影の手順や画角、映してはいけないものを事前に共有し、撮影の手間を出演料に含めるかどうかも確認しておきましょう。

Q4. 1人の演者で何本くらい撮影できますか?

A. 動画の尺や撮影場所によって変わりますが、冒頭のひと言や訴求を変えたパターンであれば、半日の撮影で複数本をまとめて撮るのが一般的です。撮りたいパターンを事前にリストにし、拘束時間内に撮りきれる本数を演者側とすり合わせておきましょう。

Q5. 広告の利用期間はどのくらいで契約するのが一般的ですか?

A. 決まった期間はなく、3か月、半年、1年など、目的に合わせて設定します。広告素材は数週間〜数か月で入れ替えることも多いため、最初は短めの期間で契約し、成果の良い素材だけ延長する方法もあります。延長する場合の条件も、最初の契約で決めておくと安心です。

Q6. 演者のSNSアカウントから投稿してもらえますか?

A. 依頼できる場合があります。ただし、本人アカウントでの投稿は出演とは別の条件として扱われることが多く、費用も変わります。また、広告であることが分かる表記が必要です。投稿の有無や回数、表記の方法を事前に相談しましょう。

Q7. UGC風動画に「PR」表記は必要ですか?

A. UGC風動画は企業が作った広告のため、広告であることが分かるようにする必要があります。広告枠として配信する場合は、各媒体の仕組みで「広告」と表示されます。演者のアカウントから投稿する場合や、その投稿を広告に転用する場合は、「PR」などの表記を入れましょう。2023年10月から、広告であることを隠した宣伝は景品表示法で規制されています。

Q8. 実際に商品を使っていない人がレビューしても問題ありませんか?

A. 演出であっても、見る人は本人の体験として受け止めます。実際以上の効果があるように見せる表現は、景品表示法や薬機法などに触れるおそれがあります。体験談の形をとる場合は、撮影前に演者に商品を使ってもらうのがおすすめです。効果をうたう表現は、社内の法務や専門家に確認しましょう。

Q9. 撮影した素材をAIで加工・編集してもいいですか?

A. 演者の顔や声をAIで加工・生成する場合は、事前の許諾が必要です。切り抜きや再編集を含め、どこまでの加工を認めてもらえるかを契約で決めておきましょう。許諾のない加工は、トラブルの原因になります。

Q10. CAST+は一般企業でも使えますか?

A. はい。一般企業も審査を経て直接登録でき、登録・利用は無料です。案件を掲載すれば、条件に合う俳優・モデルを抱える芸能事務所からエントリーが届きます。初めての方でも、運営事務局の無料サポートを受けられます。

📥 こうした課題をどう解決するかをフロー図と比較表で整理した資料をご用意しています。
社内共有や上申にもご活用ください。

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出典一覧
野村総合研究所 Insight Signal「縦型動画広告の視聴形態」
消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」
Web担当者Forum「消費者庁が高光製薬のサプリメント『ノビルン』と『ノビルンC』でステマ認定」

【ご注意事項・免責事項】

※本記事は2026年10月時点で公表されている調査データ・報道記事等の公開情報をもとに、記事執筆者・CAST+編集部が作成した情報提供コンテンツです。

※紹介している調査データ(割合等)は各公表資料に基づく数値であり、UGC風動画広告による将来の成果を保証するものではありません。

※記事内の費用感は一般的な目安です。実際の金額は、演者の条件・撮影内容・利用媒体・利用期間等によって異なります。

※景品表示法(ステルスマーケティング規制)・薬機法等に関する記載は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別の表現・表示の可否については、弁護士等の専門家にご確認ください。

※実際の演者の起用・契約にあたっては、肖像権・使用媒体・利用期間・広告配信の有無・二次利用(切り抜き・再編集・AIによる加工を含む)・競合排他条件・PR表記の方法等を所属事務所または演者本人へ必ずご確認の上、ご自身の判断で行ってください。